筏ちぬに関する事柄を、私の主観で書き綴っていきます。(^^ゞ

其の九 まき餌問題・・・
筏釣りの本場である三重県でも、ついこの間まで団子を含む撒き餌釣りは全面禁止ってことは、皆知っとったやろか? うちは一応知っとったけど、筏釣りに限らず、磯釣りも堤防のサビキ釣りも・・海釣りでまき餌無しでは釣りにならへん。(-_-;) 撒き餌(団子)無しの筏釣り・・これはオモロない、というか飼い付け釣りである筏釣りは成立せんわな。(^◇^;) うちも含め撒き餌禁止を知っとった人らも「皆やっとるし、誰も怒らんから・・」ということで、知らんフリをしとったのが実情やと思う。少しは後ろめたさも感じとったけど、、、ある時、うちが釣行記事を書いとる新聞社から「今後撒き餌のことは一切書かないで欲しい」という通達があった。でも筏釣りって団子ワークがメインやし、団子のことが書けやんと釣行記事そのものも面白くない。といっても撒き餌全面禁止という規則がある以上「撒き餌すること=悪いこと」、堂々と撒き餌を書いてあるのもおかしい話やわな。(釣り雑誌各社は知らんはずないやろけど、、、)
とまぁ、今までは↑やったけど、遂に平成17年9月1日より、三重県の撒き餌釣り全面禁止は解除!(^O^) 一定条件の元では撒き餌釣りができるようになった。これでやっと堂々と団子が落せる?!(^^ゞ ただ勘違いしてはアカンけど完全な解除じゃなく、制限(※)もあるんで注意が必要や。改めてルールが制定された以上、違反については今まで以上に厳しくなる恐れもあり。(漁業法に基づき罰せられることもあるらしい。)未だ制限があるということは、撒き餌が漁業や自然界に少なからず影響を与えるということやし、これは釣人も事実として受け止める必要があると思う。そういうことも頭に入れて、マナーを守って楽しい筏釣りを心掛けにゃね。(`ヘ´)
何はともあれ、今回のルール改定あたり、尽力いただいた関係者に感謝!m(__)m

※一部海域等においては、まき餌釣り全面禁止、餌料種類の制限(オキアミ等のアミ類の禁止)、一部区域の禁止となる地区があり。
其の八  最近巷では・・・年無しが釣れ過ぎ? 掛かり釣りを始めた頃は、「年無しは一生に1枚釣れるかどうか・・」って言われてたけど、最近は年無しの数釣りも珍しくない程、年無しがよー釣れとる。(※注 うちは釣ってへんけどね。(^_^;))
何故?と考えてみた。2004年を振り返って年無しの数釣りがあった釣り場というと、串本、礫浦、大曽根浦、賀田、北灘、引本、須賀利・・何処も養殖場や。昔からの(養殖場じゃない)筏釣り場では年無しの釣れる率も特に変わってへんように感じるけど、養殖場の釣場は、年無しがホンマによく釣れとった。
海野教授@広島大学の鱗による年齢鑑定によると、チヌの成長には地域差があって、瀬戸内海に比べて太平洋側のチヌは成長が早いっていうことは周知の事実。これは水温の違いや餌の違いに依るところらしい。同じように養殖場とそうじゃない釣り場でも違いがあるハズと考えるのは間違いやないやろ・・・実際に釣れているチヌの大きさ比率で考えても、明らかに養殖場は大きいチヌがよく釣れる。やっぱ餌の違い?養殖鯛の餌は鯛の成長を促進する成分が入っとるようやで、その餌を喰えば自然とデカクなるってことやろか。養殖鯛のこぼれ餌をチヌが勝手に喰うわけやで養殖とはちゃうけど、チヌを放牧(放し飼い?)しとるような気がせんでもない。(^◇^;) 今ではポピュラーな養殖場(養殖小割)での釣りやけど、養殖場は元来釣り場じゃない・・・先駆者の努力によって開拓された釣場や。そのお陰でエエ思い(年無し爆釣)をさせてもろとるわけやな。(^^ゞ しかし【大チヌ場=養殖小割】の図式が当たり前のようになってきて、中には養殖場とそうじゃない釣り場のチヌを差別する人も居る。似たような例でいうと日本海側の年無しと太平洋側での年無しでは、日本海側の年無しの方が価値がある?!要は釣れる絶対数が少ない場所の方が希少価値があるってことやけど、これは釣人のエゴ以外の何者でもないわな。(`ヘ´) 数年前には日本記録も塗り替えられ、数人の釣友も60UPを釣り上げており、目標は益々高くなるばかりやけど、チヌ師にとって大チヌは永遠の憧れ、崇高の的に違い無いはず。
あ〜年無し釣りてぇ。(+_+)
其の七 実寸62cm 拓寸63.5cm 重さ3.8kg
数字にすると途方もない大チヌ・・・こんなのを釣っちまった。単純にメチャクチャ嬉しいっ!!!(^_^)v
目標は60UP!とはよく聞く話。でもうちは、60UPを釣るなんて・・・「アイドルと○△□したい!」に等しいくらい、非現実的な話やと思とった。年無しは欲しいけど、60UPなんてなぁ・・・でも釣ってしもた。(^◇^;)
ぶ厚い唇、剥げた鱗、ヒレの裂けた魚体は、お世辞にも綺麗とは言い難い。きっと幾多の修羅場をくぐり抜け、生き抜いてきたであろう大チヌの威風堂々とした海中での姿を彷彿させる。そんな大チヌを釣るのは、一部の特別な人やと思とったで・・・だから何で自分に・・・って感じ。大チヌの姿を見てると、「釣ったぞ!」と言うより「よくぞ釣れてくれた!おおきに!」としか思うことが出来へん。こんな大チヌが釣れるのは、1年でも数枚・・・ほとんどの釣師は、姿を見ることも少ないやろ・・・うちの場合はただ幸運やっただけや。 もしかしたら過去に、針掛かりしてバラしたかも・・・年無しって言うけど、何十年生きてるんやろ? こんなに大きくても昔はチンタやもんなぁ・・・なんて大チヌの一生に思いを馳せてみる。大チヌはロマンを掻き立てる。多くの釣師を魅了するハズや。繊細なテクニックを駆使したチンタの数釣りも面白い、でも大チヌ釣りは、テクニックだけではどうしようも無いけど、運だけの釣りかと言うと・・・それも違う、たとえ掛けても運だけで釣り上げるのは、難しいやろ・・・。誰かに聞いたけど、大チヌ狙いなら、たとえ、坊主でも構わないという・・・大チヌに魅了された釣師の気持ちが、少し判るようになってきた。 「魚拓を見ながら、大チヌの姿を思い浮かべ、紫煙をくべらせ、バーボングラスを傾ける・・・」 なぁ〜んてのが、至福の時かぁ!(^O^) うちは禁煙したし酒弱いでなぁ、残念!(>_<) でもホンマ、大チヌは特別やな。魚なんやけど、神々しささえ感じるわ。 まぁ、うちはこれからも大チヌに限らず、ずっと、ずっとチヌに遊んでもらいたい。近年、海の汚染問題とか、釣りを取り巻く環境にも色々あるけど、大チヌを欲して止まない釣師なら何をすべきか・・・おのずと答えがでるはず?!釣師、一人一人が海のことを真剣に考えれば、いつまでもチヌは遊んでくれるやろから。
いつの日か、また大チヌに出会えるとエエなぁ。(^○^)
其の六 針結びのことやけど、電動の針結器を使用している釣り人も多いねぇ。
でもうちは未だ手で結んどる。確かに便利そーやし、最近安価やし・・・冬場のかじかんだ手で針を結ぶのは、非常に辛い・・・でもどーしても使う気にならへん。理由は、針結び器を常用してると、手で結べなくなりそーで・・・元来心配性なうちは、もし電池が無くなったら・・・、もし針結器が壊れたら針が結べなくなると思うと心配で、心配で。(^_^;) それなら、も1つ予備を持てば済むことなんやろけどね。使わない理由の一つに機械を信用してへんちゅーのもある。針結器を使っていて、もし結び目が解けたら・・・そのせいでチヌをバラシたら・・・悔やんでも 悔やみきれやん。自分で結んだ糸が解れたんなら諦めもつく?!(^^;)
色々それらしい理由はあるけど、ホンマの所はこれかな。うちの場合、針を結ぶ時に、1巻1巻「釣れますよーに」と気持ちを込めて 巻いとる。いわゆるチヌを釣る為の儀式のようなもんや。そやから機械任せにはしたく無い。針結器の方が速い?ん〜〜〜どーやろ、ヨーイドンで結んでも、針結器に負けへんと思うんやけど。目をつぶってても結べる位にはなっておきたいね。
針を結ぶ・・・小さいことやけど、これも「こだわり」やね。
其の五 あえて名前は出さへんけど、釣り倶楽部に入った。いままで○×チヌ研、△□釣り倶楽部とかには全く興味がなく、これ見よがしの刺繍入りベストや帽子を見ると嫌悪感さえあったし・・・。色々とヤな話も耳に入ってきたりして、絶対入ることはないなぁ。と思っていた私がである。
実は週間釣りニュースで細江さんの記事で「ハッ!」とすることがあったのがキッカケで・・・。
記事には「釣る為には同じ場所へ通うことが大事」と書かれている。正にその通りだと思ったし、それが上達への近道だと思ってた。しかし自分の考えに間違いがあることに気が付いたのだ。通えば釣れるのは間違いない。釣り場には慣れるし、何処でもそうであるが、常連は優遇される。釣れている場所に乗せてもらえるから、よく釣れる。記事の言葉を借りれば、「船頭に釣らされている」ということ。決して実力ではないのだ。場所が全てとは思わないが、本当に上手な人は何処へ行っても釣るだろう。(ちなみに相差の常連の多くは本当に上手な方です。あしからず。) 今年で筏釣りを始めて10年、冷静に考えると釣技の方も、それほど上達したとも思えない。相差の常連というぬるま湯に浸かった状態で、あたかも上手くなったかのような錯覚やった。 昨年から倶楽部の方と飲みに行く機会が数回あり、目から鱗って話を聞かされた・・・。非常に勉強になった。また、その倶楽部は今まで私が思っていた倶楽部とは違い、皆で釣技を磨き、楽しく活動している雰囲気は、非常に好印象。その時に「一緒にどう?」と誘われてたけど、踏ん切りが付かず、言葉を濁して数ヶ月・・・。そんな時に細江さんの記事を読み入会を一大決意!(ちょっとオーバーやな(^◇^;)) 10年の節目でもあり、自らのスキルアップを考えた上での倶楽部参加である。ま、しかし釣り生活は今までと変わらへんし。ホームグラウンドは相差やし、大将に竜さん、常連さんも皆良い人達で、相差の魅力は数知れず・・・。これからも相差への釣行がメインであることに違いはない。しかしながら年20回の釣りの内、4〜5回は倶楽部の例会へ参加し、鍛えてもらおうと思っている。今までも冬期は白石湖、古和浦へ釣行してたんで、回数は変わらんのやけど単独釣行ではなく、上手な人達と一緒なんで得るものは多いと思う。上達して、相差でのさらなる釣果に繋げたい。倶楽部について書くのは今回限り。これからもHP上で語るつもりは無い。何か浮気の言い訳みたいやけど、チヌ釣りがもっともっと上達したい・・。それが今の素直な気持ちやね。目標はやはり「相差のスペシャリスト!」 (^_^)v
其の四 ちょっとビビった事。
最近、ボラが釣れると、1尾は持ちかえるようにしています。家族がチヌより喜ぶん で・・。(^^ゞ
先日の釣行で、筏を上がった時にボラを締めた時のこと。いつものようにエラに指をかけ、ボラの首を真上に折って血抜き。 (言葉で書くと ちょっと恐いね・・。(^_^;)) そのあと首を落として、腹を切り、腹ワタをかき出して、「さぁ、ウロコを剥ぐかぁ。 」と胴体をグッと握った時、まるで生きてるように、バタバタバタと動いた。
「うわっ」と思わずたじろぎ、手を離したが、頭も無い、腹ワタ抜かれた身だけのボ ラが、バタバタと動いとる。 ゾゾゾォ〜〜(>_<) しばらくして動かなくなったと思ってまた胴体を握ると またバタバタぁ〜と大暴れ。 f(-_-;) 仕方なく、そのまま押さえつけるが、まるで生きているような力強さ!「成仏してくれぇ〜」とウロコをバリバリ剥がし、そのままクーラーへ放り込む。家に帰り、クーラー開ける時、ビビリながら開けたが、動かへんだ。よかったぁ。(-。 -) ホッ!去年までボラは持って帰ったこと無かったんやけど、いつもこうなんかなぁ。ボラっ て。まだ生きとると勘違いしとんかと思うと、ボラが哀れになり、あまり魚を食べん私で すけど、供養の気持ちで美味しく頂きました。m(__)m ボラの生命力を改めて思い知った出来事でした。
其の三 同乗した人の穂先を見てると、自分の穂先より、アタリが見やすく思うのはなんで(・_・?) つい先日の釣行で、同行のT氏の竿(がまちぬ競技)が仕掛を流す時の曲がり具合といい、実際のアタリといい、メッチャ見やすいなぁ。と思っていたら、T氏も私の竿を見て同じ事を思っていたそーな。 隣の芝生は青く見えるちゅーやつかと思たけど、冷静に考えれば、アタリは縦の動きやで、上から見てるより、から見た方がよく判るわなぁ。人の穂先がよく見えて当然か。(^_^;) 穂先は、チヌ釣りにおいて、一番と言って良い程、重要なパーツですよね。釣技や好みによっても違いますけど、小さなチヌのアタリを明確に捕らえ、エサトリを判別、そして食い込みが良ければ最高!(^〇^) その最高の穂先を手に入れるには、とことん使って穂先に慣れることが重要やと思います。感性を研ぎ澄まして、愛竿の表現するアタリを全て読みきれるようになりたいですね。いくら素晴らしいと言われる竿でも結局は使う人(釣人)次第です。 どんな竿にも言えることやと思います。竿といえば、リョービが釣り部門を上州屋に営業譲渡するとの事。お気に入りの夢幻海が、無くなってしまいそうな予感・・。(ーー;) この間、近所の釣具屋に行ったら、夢幻海が全く置いてませんでした。 他のリョービの竿はあったんで、たまたまかも知れんけど・・。今のうちにもう2,3本買っとこかな。(^^ゞ
其の二 最近・・・筏人口はかなり増加したように思う。数が増えると質が下がるのは、どの世界でもあることやけど、筏も例外やない。
特にこんなヤツをよく見かける。
・後から来て、どー見ても一杯の船に無理矢理荷物を載せる奴! ←(-_-メ;)テメ・・・
・筏へ降りる時、我先に荷物を降ろし、場所取りに走る奴! ←何があってもこいつにゃ釣り負けやん!と闘志がでるけどね。(^^ゞ
・平気でゴミ(吸殻、ハリス等)を海に捨てる奴! ←論外やね。おまんも海へ捨てたるどぉー。(`へ´)
・風上でダンゴを作る奴、小便する奴! ←こっちにかかるやろぉー。アホォー
・筏の上をやたらドタバタと歩き回る奴! ←基本的にダメ!(>_<) チヌ釣る資格無し!
・人が釣ったのを見て、慌ててドボドボ団子を落とす奴! ←みっともない。今更慌てても遅いわぁ。( ̄^ ̄)
・それなりに釣ったくせに素直に喜ばない奴! ←素直に喜べ!! そしたら一緒に喜べるのに・・。(ーー;)
・釣れやん言い訳がやたらと多い奴! ←誰も聞いてへんワ!やかましい!
・人の釣座の前を平気で仕掛を流す奴! ←どーゆー神経しとるんやろ・・。(`へ´)
・すぐ寝る奴! ←何しに来たんや。せめて仕掛は上げろよ!
まだまだあるけど、今日はこの辺にしといたろ。
と色々書きましたが、最初の頃は自分もやった事あるんですけどねー。(^^ゞ 人のふりみて我ふり直せ!です。
今の自分も人から見たら、何かやっとるかもな・・・。悪さしてたら遠慮無く、叱ってやって下さいね。(^◇^;)
其の一 以前、相差の常連さんから教わったことで、いつも気をつけていることがあります。
それは、筏の上ではクーラーの蓋はいつも閉めて、手の届く所においておく事です。何故なら、万が一、筏やから投げ出された時、クーラーが浮き輪代わりになるからです。基本的には安全なカカリ釣りですが、天候の急変、津波など、非常事態に備えることも必要かと思います。とっさの時に、クーラーを掴めるかは、判りませんが、簡単なことですから、普段から意識していば、こんなことで命拾いするかも・・です。
ホンマはライフジャケットを着用するのが最良ですけどねー。(^^ゞ (←相差の大将も言ってます。)

Copyright(C) Masahiro Maegawa 1999-2006